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医師の副業として定番になりつつある「不動産投資」。興味のある方も多いのではないでしょうか。しかし、具体的にどのようにスタートすればよいのか分からず、なかなか取り組めずにいる方も少なくないでしょう。そこで今回は、不動産投資のはじめ方や注意点などについてご説明します。
医師の不動産投資のはじめ方を7つのステップで解説
ここでは、不動産投資のはじめ方を解説します。不動産投資で成功するためには、キャッシュフローをいかに増やすかを考えることが大切です。キャッシュフローとは、家賃収入からローン返済額などの経費を引いた利益を意味します。キャッシュフローを増やして資産を形成するために、以下の流れを参考にしてください。
1.投資目標と予算を決定する
まずは、ご自身で考える投資目標を決め、それを実現するための予算を決定します。投資目標とは、毎月得たい家賃収入、節税効果、転売益などのことです。予算を元に、購入する不動産の規模や一棟・区分どちらの所有方法で投資をするのかなどを細かく検討していきましょう。
2.信頼できる不動産会社を探す
物件を探したり購入したりする前に、信頼できる不動産会社と出会うことが大切です。優良な不動産会社であれば、対応もよく、キャッシュフローを増やしやすい物件も多く扱っているでしょう。
インターネットなどで複数の不動産会社を探し、よさそうな会社には実際に連絡を取ってみることも大切です。担当者の対応なども見つつ、信頼できる不動産会社に依頼しましょう。
3.実際に不動産を見学する
大まかな不動産の規模、所有方法などが明確になったら、条件に合う不動産を探します。不動産会社に候補となる物件を紹介してもらいましょう。インターネットや書類上で吟味することも大切ですが、気になる不動産は積極的に見学することも重要です。
実際に見てみると、写真のイメージとは違っていた、周辺環境があまり魅力的ではない、などの問題を発見できることもあります。購入する前に必ず自分の目で確認しましょう。
4.ローンの審査に申し込む
条件に合う不動産を見つけたら購入しますが、金融機関の融資を受けられる場合は購入前に相談することが大切です。医師の場合は融資を受けられる可能性が高く、融資額も比較的高いため、まずは銀行や不動産販売会社へ相談してみることをおすすめします。できる限り有利な条件でローンを組みましょう。
5.実際に不動産を購入する
ローンの審査が完了したら、実際に不動産を購入します。必要な書類の準備や手続きは不動産会社がサポートしてくれます。不安な場合は、準備すべきものなどを事前に聞いておくとよいでしょう。
6.物件の管理会社を選ぶ
購入した不動産の管理を依頼する会社を決めます。大切な資産を預けるため、慎重に選びましょう。不動産会社が関連する管理会社を紹介してくれるのが一般的ですが、自分で探しても問題ありません。
7.入居者を募集する
ここまでの準備が整ったら、入居者を募集しましょう。基本的には物件の宣伝なども不動産会社に依頼できます。地域の相場や入居状況を見つつ、不動産会社とも相談しながら、宣伝方法や家賃などを設定していきましょう。
初めての不動産投資で注意すべき3つのポイント
初めての不動産投資の場合、予期せぬトラブルを避けるために、注意点についても把握しておくことが大切です。
1.管理会社を選ぶときは「実績」「管理体制」などをチェックする
管理会社を選ぶときは、大切な資産を預けることになるわけですから信頼できる業者に依頼することが大切です。「実績」「管理体制」などは忘れずにチェックしておきましょう。
2.医師は悪質な不動産会社に狙われやすい
多額の資産を持っている医師は、悪質な業者に狙われやすいため注意が必要です。不動産に関する知識が少ないことにつけ込み、利益が出ないような物件を売りつけてくる業者もいるかもしれません。少しでも不明点があれば即決せず、購入前に確認しておきましょう。複数の不動産会社に意見を聞いてみることも大切です。
3.節税効果を把握しておく必要がある
不動産投資をはじめる前に、節税効果を把握しておくことも重要です。不動産投資によって、所得税や住民税、相続税を節税できます。キャッシュフローで利益を得るだけでなく、節税によっても資産を増やせますので、しっかりとチェックしておきましょう。
医師の不動産投資は難しくない!
今回は、医師の方向けに、不動産投資のはじめ方や注意点を解説しました。初めて不動産投資をする方にとっては「分からないことばかりで不安…」といった悩みもあると思います。
しかし、医師は銀行から融資を受けやすいため、不動産投資はおすすめの資産形成方法です。インターネットなどでも情報収集できますので、不動産投資は意外と難しくはありません。不動産投資を検討している方は、今回の記事を参考にしながら準備を進めてみてください。