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医師のライフプランとは

医師のライフプランとは

医学部を卒業して国家試験に合格し、前期臨床研修が終了した段階ではスムーズに進んで年齢は26歳となります。そこから後期臨床研修に進み、専門医を経て民間病院に勤務する、開業する、大学院に進んで医局に入る、また、それらの複数の職場を組み合わせるといった医師の働き場所としては、様々な選択肢が考えられます。それぞれの働き場所に応じて収入が変わってきますので、将来を見据えたライフプランをしっかり立てることが大切になります。

民間病院勤務医のライフプランについて

前期臨床研修が終了し、後期臨床研修で民間病院勤務となった医師のライフプランはどのようになるのでしょうか。一通り各科を経験し専門の科を決めていくことになります。研修医での年収は平均400万円程度ですが、民間病院の場合は600万円程度となる場合もあります。研修医の前後で結婚し、研修が終わり本格的に勤務医として働きだすと年収がアップして45歳平均で1500万円程度になる場合もあります。この時点でマイホームの購入や子どもの教育費にかけ、65歳まで働くことになります。

民間病院勤務の場合のメリットは

医師が民間病院に勤務した場合のメリットとはどのようなものでしょうか。ライフプランからは他の大学医局勤務や公立病院勤務と比べて、給与面でのメリットが大きいと思います。民間病院勤務の場合には、勤務医としての給与が高いだけでなく、非常勤での給与も考慮すると給与面での差は大きなメリットになります。また、キャリアを積むことによる他病院へ引き抜かれての転籍でのさらなるキャリアアップや給与アップといったこともメリットとして挙げられます。

民間病院勤務の場合のデメリットは

民間病院勤務をしている医師のデメリットな面は、小さな民間病院勤務の場合には、いろいろなことを一人の医師がすべて行わなければならない場合もあり、勤務時間が長くなることもあります。また、大学病院勤務のような教育システムが整備されていることが少なく、専門的な知識の吸収は自分で計画を立てて実行していく必要もあります。民間病院勤務でのライフプランは、ご自分のキャリアアップと給与面でのデメリットを見定めた上で、他の病院への転職も考えていく必要があります。

開業医のライフプランの立て方

研修医勤務が終了し、勤務医として働きながら、将来開業医を目指す医師のライフプランとしては、実家が開業していて家を継ぐ場合、新規に開業する場合の二つのケースがあります。実家を継ぎ新規の資金を必要としない場合でも将来の設備の更新費用が必要となります。新規に開業する場合には、手持ち資金で不足する事業資金の借り入れが必要となります。開業医は一般的には、病院勤務医より収入は多いですが、設備の償却費・家賃や人件費の支払い・生活費・教育費・老後の資金等の支出面が多額となってきますので、将来を見据えた計画を立てて事業を継続していく必要があります。

開業医の場合のメリットは

開業医のライフプランとしてのメリットはどのようになるのでしょうか。医師が開業すると病院の勤務医時代と比べ、患者さんの人数が収益となりますので、多くの患者さんがその医師にかかってもらえれば年収アップに直結することになります。各種の支払いを経費として計上処理できますので、勤務医と比較しても収益面で非常に有利となります。また、開業医には定年がありませんので、ご自身が働く意思があり、収益が上がっていれば、いつまででも働き続けることができるのも大きなメリットになります。

開業医の場合のデメリットは

開業医になった医師のライフプラン面でのデメリットについて述べます。ライフプランに大きな影響を及ぼすのが、設備投資や運転資金などの資金の負担が大きいということです。設備面では高性能の新しい機械が次々出てきて時代の波に乗り遅れないようにと新しい設備を導入せざるを得ない場合があります。また、年金がどこかから下りてくるわけではなく、老後の資金はご自分で準備していくしか方法はありませんので、資金の負担が大きくなるのがデメリットです。

大学医局勤務医のライフプランの立て方

大学医局の勤務医として続けていくためのライフプランについて考えてみます。医師が大学医局で勤務する場合には、大学医局が研究や教育のための機関という位置づけとなりますので、助教・講師・準教授・教授とステップアップしていくことになります。年収は助教で500万円程度、講師で600万円程度、准教授で700万円程度、教授で900万円程度で最終の教授職を目指すことになります。大学医局勤務医の定年退職後は、年金として老後の資金が支給されています。

大学医局勤務医のメリットは

大学医局勤務医としての医師のライフプラン面でのメリットはどのようになるのでしょうか。民間病院勤務や開業医と比較して、研究面や教育面に特化して実績を重ねていけばステップアップができ年収も順次上がっていくことになります。大学医局と傘下の病院との人間関係を図ることができ、仕事を進める上での情報交換がやりやすいことになります。また、博士号の肩書を取得することができます。それにより、肩書での講演会の開催や著作物の出版などによる収入増も見込めることになります。

大学医局勤務医のデメリットは

大学医局に勤務する医師のデメリットをライフプラン面からみていきます。年収面では、病院勤務医の平均が1500万円、医療法人経営の民間病院院長で3000万円、医療法人経営の民間診療所院長で2800万円、に対し、大学医局の教授は900万円と大きな開きがあります。また、大学医局の場合にはポストが決まっていますので、ポストに空きがなければ下のポジションに留まることになり、収入面や権限面でのデメリットがあります。人事異動が数年単位で実施され、家族ともども転居せざるを得ない場合も多く、精神面でのデメリットとなります。

医師のライフプランの立て方

医師のライフプランの立て方には、民間病院の勤務医として勤務する場合、開業医になって稼ぐ場合、大学医局に残って教授職まで上り詰める場合、また途中で就職をして進路を変更する場合とさまざまなケースが考えられます。民間病院勤務医や大学医局勤務医では定年退職後には年金として老後の資金を得ることができますが、開業医の老後の資金は自分で貯めるしかありません。民間病院勤務医や大学医局勤務医と比較して収入も多くありますので、老後資金の確保も含めてライフプランを立てることが大切です。

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